気分が上がる赤色

目を楽しませてくれる紅葉

本日、納品に行って来ました。

九谷幸窯の作品(商品)を、その場で購入できるお店は、
今は数少なくなりましたが、
その中のひとつが「加賀伝統工芸村ゆのくにの森」さんの中にある「伝統美術の館」です。


館に入ってすぐ見える外の景色の赤色に目を奪われました。

紅葉ですね。

最近は工房の庭にある植物も、遠くに見える山々も
色づいてはいますが、
まだ、黄色が大部分なので、
こんなにくっきり鮮やかな赤色に染まったもみじを見るのは
今年初めてです。

赤色を見ると、心が弾むというか、気分が高揚します。

ご飯茶碗は何色?

先週末あたりから、街の人通りも増え、
新幹線や飛行機の乗客も増えてきている様子。

館の中に並んでいたご飯茶碗や汲み出し碗が、
数少なくなっていました。

館を訪れるお客さんが増えているのだと思います。

ご飯茶碗がメインコーナーに並べられていました。

小ぶりのご飯茶碗です。

鬼さんが愉しそうにしています。

九谷焼の濃紺も上品な色で、白と濃紺の組み合わせがシックですね。

こちらの鬼さんの絵は、全て手書きで
コピーではありませんので、一つ一つが全て微妙に違っています。

写真の方は愉快でおどけた表情ですが、
裏面には、ムッとした表情の鬼さんがいます。

一つのご飯茶碗の裏表に、2人(匹?個?)の鬼さんの表情があるので、
その時の気分で表裏を変えられますね。

これくらい小ぶりだと、器に盛る量が少ないので、
食べ過ぎを防げるかもしれません。

心理的には、黒色や青色など寒色系のお碗には、
食欲を下げる効果があるそうですよ。

青色には、冷静さ、理性、集中力を保つ心理的効果があるそうです。

赤色の心理的効果は?

では最初に見た赤色は、どのような効果があるのでしょうか?

心理的には、赤は「積極・行動力・活力・興奮」といった
力強いイメージを持つ色で、
社長やキャプテンなどリーダー気質の人に好まれる傾向があるそうです。

また、モチベーションが高い時やモチベーションを上げたい時、
自分をアピールしたい時など、積極性やエネルギーが欲しい時に
人は赤を活用したくなる、ということです。

ワクワクしたり、気分が上がるように感じるのも
このことがあるからなのですね。

私は、おそらく血液の色に関係していると思います。

自分の血や仲間の血を目にしたとき

それは、危険なシチュエーションであると想像できます。

その危険な状態から急いで離れなければいけない、
または戦わなければいけない。

そんな時に、リラックス状態では、いけないので、
テンションマックスの興奮状態で、
その状況に対処する必要があったのだと思います。

そんな興奮状態が、今やワクワク、ドキドキになっているのだとしたら、
ずいぶん平和なところで生きているのだなと
改めて感じます。

そう思いながら工房に帰ると、

幸窯の庭にも赤い南天の実が。

時雨が続き、寒々とした毎日のなかで、
やっぱり赤色は、生き生きとして元気があって、
まるで、私たちを元気づけてくれているように見えます。

明日は、赤色のセーターを着て出かけようかな?

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